アクアマリンは海のお守り

アクアマリンは、緑石柱(りょくちゅうせき)または英名でベリルと呼ばれる六角柱状の鉱物のことです。この緑石柱の中でも透明で海の水のような色調のものがアクアマリンと呼ばれます。実は大元はエメラルドと同じで、不純物の違いによって緑色ものがエメラルド、ブルーのものがアクアマリンと呼ばれます。和名では藍玉と言います。アクアマリンは3月の誕生石です。 ラテン後でアクア=aquq=水とマリン=marine=海に由来するアクアマリンという名前の通りに、海のような透明感のある水色が美しい宝石で、海に入れるとどこにあるのか分からなくなってしまうぐらいに海の色にとけ込みます。そのようなことから、アクアマリンには海にまつわる伝説も数多くあります。例えば代表的なものでは、「海の精の宝物が浜辺にに打ち上げられたものがアクアマリン」だというお話や「人間に恋をした人形の涙が宝石になった」というロマンティックなお話があります。昔のヨーロッパの船乗りたちはこの宝石を海の力のあるものとして航海の安全を願うお守りとした持ち、また漁師は豊漁を願ってお守りと持っていたという話もあります。そのほかに、18世紀のロシアで「女帝」として君臨していたエカテリーナ2世に愛されていた宝石としても知られています。 アクアマリンはエメラルドよりは価値が低く、多くのアクアマリンは、緑や黄褐色の緑柱石を熱処理したものが販売されています。緑のエメラルドを熱処理でアクアマリンの色に変化させることもできるのです。 主な原産地はマダガスカル、ブラジル、シベリアなどで、ブラジルのサンタマリア鉱山で採掘される深いマリンブルーのものが最高品質のものとされていて、「サンタマリア」「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれています。 また珍しいものとしては、猫の目のように見えるアクアマリンキャッツアイという石があります。これは、キャッツアイ(シャトヤンシー)効果のあるアクアマリンのことです。通常のアクアマリンよりも効果です。アクアマリンは色がブルートパーズに似ていて、合成石なども出回っているので、購入する際には、本物のアクアマリンかどうかを確かめるようにしましょう。 硬度が7.5〜8とそんなに硬い石ではないので、傷つかないように取扱いに注意しましょう。手入れする時には、中性洗剤で磨いてよくすすいで乾かします。落ちにくい汚れの場合には、洗剤の入った水に10分程つけおきをすると良いです。

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